■礎は新しい意識と意欲の固まり |
三笠ビルは、他の都市の商店街共同ビルのように区画整理とか、災害による必要性と
絡んで生まれたのもではありません。この三笠ビルができる前の三笠通り商店街は、通産大臣賞を
獲得するほどの立派な町で、まだまだ、十二分に働ける店ばかりでした。
それを、わざわざ取り壊して、三笠ビルにつくりかえたのは、近代都市における商店街の役割に
ついて、三笠通り商店街のほとんどの人たちが自覚し、手を取り合って、新しい「都市づくり」のさきがけ
となろう、という意欲に燃えたったからにほかなりません。
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三笠ビルの県道面 |
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■変革への道程 |
仮設店舗による営業は、従来より小規模ではありましたが、税金を支払うこともでき、
また、場合によっては、一番迷惑をかけねばならなかったはずの従業員の方々の就業が、一日も欠か
すことなく、継続でき、想像以上の円滑さでありました。関係者の方々には感謝して余りあるところです。
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仮設店舗 |
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■電気料は最低4割安くなる |
商店街全体を1加入者単位として、東京電力から、一括送電を受けることとしました。この結果、施設費を見込んでも従来一番安い電気料の店でもキロ単位
10円払っていたものが、渇水期の高いときでも平均7円で住むことになります。
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一括受電設備 |
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■交換台設置で連絡も簡便・経済的 |
外線15、内線120の共電式複式200型交換機3台を備えました。これで今後の増設が容易になります。基本料金も交換手の人件費を加えても単独電話
より4割も安くなります。また、商店街の各店は店内インターホンが要りませんし、三笠ビル内の通話はタダです。外からの通話の回送もできます。
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交換台 |
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